TOP >> 道具室 >>色さし道具・助剤

 
○ 色さし道具・助剤  ○
色さしには、「配色」「隈取り」の行程があります。ここでは簡単に必要な道具を紹介します。
色といえば、地染めも主な行程です。用途により、化学染料と自然染料を使い分けています。


筆 ・ 刷毛
写真にマウスを持っていくと拡大写真がご覧頂けます。
配色刷毛
  色さし用刷毛です。
固い冬毛と、柔らかい冬毛を使い分けます。
 京都の染色用品屋さんで購入。
 一本約150円〜
    
すり込み刷毛
 二度刷りや隈取りの時に使用します。
 105円均一で絵筆を購入し、使いやすい形に製作します。
  一本約105円〜

人毛刷込み刷毛
  人の髪の毛と竹で作ったすり込み刷毛で、 幼い女の子の髪がいいとか。 使う髪の量は感覚でつかめてきます。 105円のよりもデリケートです。
    
隈取り用筆
 隈取りの際に、液をつけるのに使います。刷毛にしろ、筆にしろ液をつけ過ぎないのがポイント。
 これも105円均一。

五寸刷毛
  地染めに使います。地入れの時は大豆の汁で刷毛が痛みやすいので、私はナイロン製を使っています。
  京都の染色用品屋さんで約2.000円〜
    
丸刷毛
 地染めの際に、ぼかしをいれる時に使います。 写真のこれは少し小さめなので、もうひとまわり大きい刷毛を購入予定。一本約1.300円〜

価格は時に変動もあり、私が購入した時点でのものです。
刷毛に限らず、染色用品製作の職人さんも少なくなってきているようで、さみしいです。


染料

樹脂顔料(配色用)
  本願料よりも研磨に強いので、洗濯するものを染める時に使用しています。私は帯などを染める時にも少し加えます。色により価格が違います。
    
樹脂顔料(隈取り用)
  隈取りに使用します。濃度は配色より濃く、5色+墨(黒)です。写真のは赤隈、黄隈、藍隈です。
  色により値段が違います。

本願料(配色.隈取り)
  帯など、洗濯頻度の低いものを染める時に使用。 乳鉢で細かく練ります。
 値段は色により様々。
    
棒藍
 本願料の深みのある藍色を出す時に、くるくるとまぜて溶かしながら色調節します。先生から頂きました。

直接染料
  主に木綿や麻生地の地染めにつかいます。熱を加え、色止め作業が必要です。
    
含金染料
 堅牢度の高い落ち着いた色の染料で、絹や羊毛などを染める時に使います。これもフィックス処理をします。同じ用途で酸性染料もあります。
  顔料は仲間達との共同購入が多いため、染料のラベルなどは紹介できませんでした。


助剤

レベリン
  にじみ止めです。生地などにより量を少しずつ変えます。同じ効果の「ふのり」もありますが主に地入れの際に使用します。必需品。1kg2.520円
    
バインダー
 樹脂顔料の色の定着剤で少し石油臭がします。本顔料にも少し加え、堅牢度をアップさせます。熱を加えて効果アップ。
  1L約1.500円〜。


防腐剤 Fニュー
  染料や糊の防腐剤です。匂いもやさしいので これが好み。
  田中直染料店さんで1kg、1.470円。

(防腐剤の使用を停止しました。/06'2月)
    
グリセリン
  いわゆる保湿剤です。主に糊のひび割れ防止に使います。
  田中直染料店さんで500g、630円。
価格は時に変動もあり、私が購入した時点の金額です。




 
Copyright(C)2005 NOINOI BINYA PLUS All Rights Reserved.