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○  色さし  ○
型糊を生地におくと、地入れ(大豆の汁を生地にひく。色を定着しやすくする
のとにじみ止めの効果がある。)をし、「配色」「刷り込み」「隈取り」という
行程があります。一日中、黄色を隈取りする日もあり、工場化しがちですが、
出来上がりを想像しながら進める楽しい行程です。ちなみに私は特に「刷り込み」(2度刷り)
が好きです。紅型らしい、マットで、パキッと色がうまれるからです。

白地あがり(地染め無し)
(樹脂顔料 . 本願料)
写真の上にマウスを持っていくと拡大写真がご覧頂けます。
1 : 配色
 薄めの液をぬります。本願料ならご汁(大豆の汁)で薄め液をつくります。刷毛は固めの夏毛のやわらかめの冬毛があります。
  
2 : 二度刷り
 配色より濃い液を2本の刷毛をつかい、ぬっては刷り込んでいきます。二度刷りすることで、より定着し、色も映えます。

3 : 隈取り
 これも2本の筆をつかいます。隈の色は5色+黒(墨)があります。隈取りする事で模様に立体感がうまれます。



 
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